大島温泉ホテル、露天風呂から三原山が見えるって?
原生林の向こうに、三原山。泊まっても、日帰りでも楽しめる温泉。
伊豆大島の三原山。
その魅力を楽しむ方法は、火口や溶岩を見に行くことだけではありません。
少し離れた場所から山を眺め、その景色をゆっくり味わう。
そんな過ごし方ができるのが「大島温泉ホテル」です。
ホテルの露天風呂から見えるのは、原生林の向こうに広がる三原山。
宿泊して温泉や食事を楽しむことはもちろん、宿泊せずに日帰り入浴を利用することもできます。
今回は、大島温泉ホテルならではの景色と、客室・食事・日帰り入浴・アクセスなど、訪れる前に知っておきたい情報をご紹介します。
① 大島温泉ホテルは、どんな場所?
大島温泉ホテルは、伊豆大島の泉津地区、三原山の自然に囲まれた場所にある温泉ホテルです。
ホテルの大きな特徴は、三原山を眺めながら温泉に入れること。
館内には男女それぞれの大浴場と露天風呂があり、「三原山温泉」と呼ばれる天然温泉を楽しめます。
元町港周辺のホテルとは異なり、原生林と山の景色が身近に感じられる環境です。
三原山を歩いたあとに温泉へ入る。
あるいは、山には登らず、ホテルからその姿を眺める。
どちらも、この場所ならではの楽しみ方です。
また、大島温泉ホテルは宿泊専用の施設ではありません。
宿泊していなくても、日帰り入浴を利用できます。
温泉を目的に立ち寄ることも、客室で過ごしながら食事や景色を楽しむこともできる。
旅行の日程に合わせて、利用方法を選べるホテルです。
② 露天風呂から三原山が見える?
大島温泉ホテルで特に知っておきたいのが、露天風呂からの眺めです。
ホテルの公式案内では、男女両方の露天風呂から、原生林越しに三原山を望めると紹介されています。
原生林の向こうに広がる三原山
三原山というと、火口や黒い溶岩が広がる景色を思い浮かべるかもしれません。
しかし、大島温泉ホテルから眺める三原山は、少し違います。
手前に広がるのは、緑豊かな原生林。
その向こうに、火山の山並みが見えます。
火口の近くを歩いているときには気づきにくい、山全体の姿を少し離れた場所から眺められることが、この場所の魅力です。
もちろん、天候によっては雲や霧で山が隠れることもあります。
それでも、温泉に浸かりながら周囲の自然を眺める時間には、山頂で景色を見るのとは違った楽しさがあります。

温泉は源泉かけ流し
大島温泉ホテルでは、地下約300mから温泉を汲み上げています。
泉質は無色透明の単純温泉で、ホテル公式では源泉かけ流しの温泉として案内されています。
男女それぞれに大浴場と露天風呂があるため、屋内で入浴することも、屋外で景色を眺めながら過ごすこともできます。
日帰り入浴にも対応していますが、利用できる時間は宿泊者と異なります。
具体的な料金と営業時間については、後半で整理します。
屋上の「三原山テラス」も知っておきたい
大島温泉ホテルには、屋上に「三原山テラス」というスペースも設けられています。
昼間は三原山の眺望を、夜は天候に恵まれれば星空を楽しめる場所です。
公式案内の利用時間は15:00〜21:30。
ただし、利用にはホテルへの確認が必要で、天候によって中止される場合もあります。
露天風呂から眺める三原山。
そして、屋上から眺める三原山。
同じ山でも、見る場所が変わると、景色の印象も変わります。
三原山がどのような噴火を経て現在の姿になったのか。
火口や溶岩の成り立ちまで知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
三原山は、登るだけでなく、少し離れた場所から眺めても面白い山です。
③ 宿泊すると、どんな時間を過ごせる?
大島温泉ホテルの魅力は、温泉だけではありません。
客室からの景色や、伊豆大島の食材を使った料理も、宿泊する楽しみの一つです。
客室から見える景色は、部屋によって違う
ホテルには、和室を中心とした客室が用意されています。
また、一部の客室は洋室へリニューアルされ、バリアフリー設備を備えた部屋も案内されています。
客室選びで知っておきたいのが、窓から見える景色の違いです。
山側の客室からは、原生林と三原山。
海側の客室からは、太平洋や遠くの伊豆半島方面。
泊まる部屋によって、伊豆大島の異なる表情を楽しめます。
ただし、眺望は客室の位置や天候によって変わるため、希望する景色がある場合は予約時に確認しておきましょう。
また、一部には客室内の浴室で温泉を利用できる部屋もあります。
すべての客室に温泉付きの浴室があるわけではないため、客室タイプの確認が必要です。
名物料理「椿フォンデュ」
大島温泉ホテルの食事で紹介したいのが、名物の「椿フォンデュ」です。
椿フォンデュは、伊豆大島の特産品である椿油を使った料理。
魚介類や明日葉、野菜などに衣をつけ、椿油で揚げながら、できたてを味わいます。
椿油は、伊豆大島を代表する特産品の一つ。
その椿油を料理として楽しめることも、島の食文化に触れる機会になります。

ただし、椿フォンデュがすべての宿泊プランに含まれるわけではありません。
実際に食べてみたい方は、椿フォンデュ付きの宿泊プランがあるかを予約時に確認しておくとよいでしょう。
提供される食材も、季節や仕入れ状況によって変わります。
朝食とホテルでの過ごし方
朝食は、和食またはバイキング形式で用意されると案内されています。
ただし、提供形式は予約状況や仕入れなどによってホテル側が決めるため、宿泊者が必ず自由に選べるわけではありません。
チェックインは通常15:00から、チェックアウトは翌10:00までです。
宿泊プランや客室の条件によって異なる場合があるため、予約時に確認しましょう。
三原山を眺める温泉。
客室から見える、山や海の景色。
椿油を使った島の料理。
温泉に入るだけでなく、客室で過ごし、島の食材を味わう。
それも、大島温泉ホテルに泊まる楽しみ方です。
④ 宿泊しなくても温泉に入れる?
大島温泉ホテルは、宿泊しなくても日帰り入浴を利用できます。
三原山の観光前後に温泉へ立ち寄りたい方や、宿泊先は別に決めている方にとっても、利用できる施設です。
日帰り入浴の料金と営業時間
区分 | 入浴料金 |
|---|---|
大人 | 800円 |
小人 | 400円 |
※2026年10月15日時点のホテル公式掲載料金です。
日帰り入浴は、朝と午後の2つの時間帯に分かれています。
利用区分 | 通常利用時間 |
|---|---|
日帰り入浴・朝 | 6:00〜9:00 |
日帰り入浴・午後 | 13:00〜21:00 |
宿泊者・夜 | 15:00〜24:00 |
宿泊者・翌朝 | 5:00〜9:00 |
朝6時から日帰り入浴が案内されているため、夜行船で伊豆大島に到着したあとの選択肢にもなります。
ただし、ホテルまでの移動手段や当日の営業状況は、事前の確認が必要です。
また、混雑時には入場制限が行われる場合もあります。
朝食休憩プランという利用方法もある
大島温泉ホテルでは、日帰り入浴とは別に「朝食休憩プラン」も案内されています。
項目 | 公式掲載内容 |
|---|---|
大人料金 | 2,500円 |
小人料金 | 2,100円 |
利用時間 | 6:00〜9:00 |
朝食時間 | 7:00〜9:00 |
利用条件 | 要予約・東京発大型客船運航日限定 |
このプランには、朝食・休憩・入浴サービスが含まれています。
朝食は和食またはバイキング形式ですが、提供形式はホテル側が決定します。
通常の入浴料金800円に朝食が含まれるわけではないため、利用方法を混同しないようにしましょう。
日帰り入浴と朝食休憩プランでは、予約条件も異なります。
訪問する日が決まったら、最新の受付状況を確認してください。
⑤ 港からホテルへはどう行く?
大島温泉ホテルの所在地は、東京都大島町泉津字木積場3-5。
元町港や岡田港がある海沿いの市街地からは離れた、三原山の自然に囲まれた場所にあります。
路線バスで訪れる場合
ホテル公式では、元町港・岡田港からバスで約18分と案内されています。
大島バスには「三原山温泉」という停留所があり、ホテルのすぐ近くで降りることができます。
ただし、バスの運行本数や経路は時期によって変わります。
大型客船の早朝到着に合わせ、温泉ホテル方面へ向かう接続バスが設定される場合もあります。
船の到着港と最新の時刻表を確認しておきましょう。
ホテルの無料送迎を利用する場合
大島温泉ホテルでは、港とホテルを結ぶ無料送迎バスも案内されています。
ただし、送迎は事前予約制で、すべての船便に対応しているわけではありません。
公式案内では、港からホテルへの迎えは午後の定期便到着時に限定されています。
早朝到着の大型客船、午前便、航空便の迎えは行っていません。
また、ホテルから港への送りは通常9:00・10:00の案内がありますが、船便によって変更される場合があります。
なお、日帰り入浴だけの利用でも無料送迎を受けられるかは、ホテルへの確認が必要です。
車で訪れる場合
ホテルには、約50台分の無料駐車場が案内されています。
レンタカーなどで訪れる場合も、利用できる駐車場所を確認し、現地の案内に従いましょう。
休館日にも注意
ホテルでは、館内整備などのため、宿泊と日帰り入浴の両方が休みになる場合があります。
2026年10月15日時点の公式告知では、2026年12月7日(月)〜11日(金)は休館予定です。12月12日(土)13:00から営業再開予定と案内されています。
交通手段を決める前に、利用予定日の営業情報も確認しておきましょう。

⑥ 宿泊と日帰り、どちらがおすすめ?
大島温泉ホテルでは、宿泊と日帰りのどちらでも三原山を望む温泉を楽しめます。
選ぶときのポイントは、ホテルでどのくらいの時間を過ごしたいかです。
宿泊が合う人
温泉だけでなく、客室からの景色や食事も楽しみたい方には、宿泊という選択肢があります。
三原山周辺を中心に観光したい方や、夜と翌朝の温泉も利用したい方にも向いています。
日帰り入浴が合う人
宿泊先が別にある方や、三原山観光の前後に温泉へ立ち寄りたい方には、日帰り入浴が選択肢になります。
温泉と合わせて朝食も利用したい場合は、条件が合えば朝食休憩プランも検討できます。
御神火温泉との違いは?
伊豆大島には、元町港近くに「御神火温泉」という日帰り温泉施設もあります。
御神火温泉は、早朝入浴やサウナ、温泉プールなどを利用したい方に適した施設です。
一方、大島温泉ホテルは、原生林越しの三原山を眺めながら入浴できることが大きな特徴です。
三原山を訪れるなら、山を歩く時間だけでなく、少し離れて眺める時間も考えてみてください。
大島温泉ホテルには、温泉からその景色を楽しむという選択肢があります。
宿泊するのか、日帰りで立ち寄るのか。
旅の予定に合った方法を選び、三原山の違った表情を楽しんでみてはいかがでしょうか。
